朝会での名塚先生の講話を紹介します。
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私は、これまでにいくつかの試験を受けてきました。大きな試験だと、最初に高校入試がありました。自分を試される初めての試験で、いまだによく覚えています。私は、推薦がもらえましたが推薦入試の結果は・・・。落ちました。当時は、その後に一般入試があったので、もう一度しっかり勉強し直して、合格することができました。
次は、大学へ進学し、音楽を勉強したいと考えるようになりました。大学入試は、前期日程と後期日程がありますが、前期日程の結果は・・・。落ちました。音楽の実技(ピアノ・歌・音を聞いて楽譜を書く)と教科の試験がありましたが、実技がだめだったのだと思います。そして、後期、もう一度受験をしました。何とかギリギリの合格。4年間、大学に通うことができました。
次は、就職ですね。音楽の先生になろうと思って試験を受けました。結構勉強したんですが・・・。落ちました。もう一度受け、やっと合格することができました。
何が言いたいのかというと、私は、ずっと、一度落ちて何とか受かるということを繰り返してきました。なぜか分かりませんが、最初に弱い。
今思うのは、一回目だめだったときにあきらめなくてよかったということです。あきらめる道もありました。他の人生もありましたが、今ここに立っている人生でよかったと思います。がんばったからよかったと思います。
自分の人生は、自分が納得すれば楽しくなります。大きな悩み、小さな悩み、いろいろな悩みがあると思いますが、人や周りに流されず自分が納得する生活ができれば、自分の人生を自分でつくっていくことができればと思います。
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